かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜最終話に関する雑感

 リンクだけ貼るのも何なので。どうも本家からこちらに飛ぶ人>>>こちらから本家に飛ぶ人のようですし。
 最終話ラストの「あのね」のシーン、各所で叩かれまくっているようですね。私も、あのシーンを初見で見た際には「はぁ?」状態でありました。しかしながらちょっとほっとしたりもしたのです。二回目に観て、やす菜の「あのね」からはずむの「あのね」の間に夏服から冬服に変わっているのに気づくと、ますますその思いは強くなったのです。

 本作、一見やす菜エンドの形となっていますが、やす菜をはずむが選び、とまりがそれを認めた理由。それは、やす菜の病気というとまりの努力では抗うことの出来ない要因によるものでした。
 つまり、はずむととまりが別れるのは、抗うことの出来ない「運命」であり、とまりとはずむの恋愛は、運命に引き裂かれた二人と観ることが出来ます。

 そんな想いを抱きつつも最後はとまりも普通にはずむと友達関係でいられるようなので、このエンディングもありかなぁと思ったのですが、やす菜の方が自分がはずむを縛っていたことに気づいてくれ、それで「あのね」なのだろうと思いました。
 運命から解放されたはずむ。最後の「あのね」はとまりを選ぶということなのか、それとも……。

 などと書きつつ、このラストシーンの謎が明かされるという第13話では、我々視聴者の予想の斜め上を行く「真の」エンディングとやらを観させてくれると期待してます。