皇国の守護者(漫画版:ウルトラジャンプ2006年12月号)

 第三章「許容もなく慈悲もなく」(9)。前回ラストシーンのカミンスキィの思わせぶりな台詞から2ヶ月。扉から銃剣で刺されている妹尾というショッキングなシーン。どう見ても「英雄」には見えない兵藤のややもすればみっともなくも見えない死に様。そして勝利に喜ぶ<帝国>軍兵士達の次のコマで<帝国>兵士の死体の山を描いたりと、単純に戦争を格好良く描いたりはしていない。原作既読の方はご存じのとおり、この辺りはオリジナルシーンで、妹尾達の最後が一行で片づけられてしまった(具体的には、今回のカミンスキィの台詞)のが「へ?」という感じだったので、この辺りを補完してくれて大満足です。
 今回のラストで、羽島守人がもう登場してますな。彼が活躍(?)するのは未だ大分先(登場シーン自体は、原作でももう少し先にあったような)なのですが、順番とかは入れ替えてくるのかな。ところで今回のの話を読むまで、彼が眼鏡っ子だということを忘れていた……。

 その他、詳細な感想等は本家の弥白通信
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