Kanon第7話「家出と仔猫の遁走曲(フーガ)〜fuga〜」

 タイトルは逃げ出した真琴と遁走をかけたということかな。
 真琴と仔猫が似たもの同士という意味もあるのだろうけど。

 東映Kanonの第5話後半〜第6話前半の真琴仔猫投げ捨て事件(東映版では止めようとした祐一と揉めあった末、「落ちてしまった」という感じになっているけれど、京アニ版ではまさしく真琴が「捨てた」という感じになっているのが印象深かったですね。

 さて、今回のお話の中で、物見の丘で狐さんがいた(第1話でも狐が出ていましたが)のを見て「おおっ」と感じた人は多かったでしょうが、祐一が真琴に肉まんを買ってやった店の看板に注目した人はどの位いましたでしょうか。

 祐一達が肉まんを購入した店の看板には、「中国の味 狐不理包子」とあります。
 中国語を知らないので意味を調べたところ、天津名物に「狗不理包子」というものがあるそうです。単純な訳だと犬も相手にしない肉まんという意味になりますが、昔肉まん屋の店主をしていた狗さんが店が繁盛して人に構っている暇が無くなった結果、狗さんが人に構っている暇が無くなった肉まん……ということらしい。

 つまりこの看板の意味は「狐さんが人に構っていられない肉まん」ということです。
 凄い伏線だ(爆)。

 それから、某所を読んで気が付いたのですが、猫、玉葱を初めとして葱類は食べさせちゃ駄目らしいので、本当は肉まんを食べさせてはいけないのか? 前作でも食べさせていたけど。

 その他、第7話の感想については、
弥白通信Kanonの超詳細感想記事を掲載したので(正確には、fj.rec.animation投稿記事だけど)、ご覧頂ければ幸い。
 そう言えば、トップ頁からのKanon感想記事リンクがストロベリー・パニック記事一覧となっていたので修正しておきました。皇国の守護者記事と違って、Kanon記事を求めて来た人は少ないみたいですが。